本当に○になりたいのでは

赤ちゃんも猫も皆、丸くてコロコロしたものに可愛いと思うのは、人間は生物学的細胞レベルで○になりたいのではと思う。
細胞も突き詰めれば○だし、受精卵も○だ。地球も○だし、月もまるい。
○が世界の真理、本当の姿だとしたら、私達は○になりたいのではないだろうかと。

集まって丸まって、一つになれば満足できると信じてるのが、中東の某過激宗教じゃないかと思ってしまう。

○が密集して形を為し、木に、海に、分子に粒子になる。

もう丸々してるのがこの世界だとしたら、宇宙はまるいのかもしれない。

究極の形で始まりの、全ての形。

果てがなく、縦横無尽の道があり、全てであってそれ自身で完結している。

宇宙や時間は二重螺旋を描いて永遠にクルクル回るのではないかと考えた事があったけど、その行く先さえ、円を描いて永遠に○の数えきれない道を歩んでいるのではと思う。

直線は○にもなり、曲線にもなる。○の表面を描きながら、四角にも三角にもなる。

不思議だなと思う。

人間なんてなんだかんだ言って、○の中で○に則して生きるしかないのに。

調和もハーモニーも○。全てのバランスが一律に保たれ、絶妙におさまる。

丸まりたいなあ。まあるくまあるく。