スイス2

そしてグリンデルワルドに着いたの2時半。
 
本当なら3時間半でつくはずが・・・。
 
ま、着いたからよし!
 
予定のロープウェイ&湖探索へ・・・。
 
なかなか見つからないロープウェイ(実際ゴンドラ)を見つける頃にはぽつぽつ雨が。
 
ホステル(ドミトリーね)までの最終電車が17時48分
 
その時点で15時。
 
まあ大丈夫だろう。
 
ロープウェイに一人で乗る。
 
またまた料金高い。
 
一人だから?
 
しかも上に行くまで結構な時間がかかる。
 
まあ取りあえずフィルストというところまで。
 
そこから徒歩50分。
 
軽いハイキングですよの文字にまたもや躍らされた私。
 
軽い・・・・そ、そうね、慣れてる人にはね。
 
日本人も歩いてました。人気だからね。
 
でも霧がかなり出てきて、しかも私達の後ろには誰も人がいない。
 
私達の『たち』は、中国人の年配の夫婦が一緒にいたのです。ほぼ運命共同体
 
こっちの道?あと何分? わずかながら何とか会話する。
 
しかし会話なんてしてられる状況ではないので、とにかく三人歩くのに集中。
 
これがなっかなか遠かったししんどかった。
 
ようやくようやく湖に着いたが、霧のおかげで対岸の山は見えず。
 
20代くらいの男の子が二人で魚釣りしてました。釣れんのか?ここで。
 
10分くらいして、夫婦が帰るから サイチェンっといって去っていきました。
 
ふと時計をみると16時45分。
 
やばい!終電!
 
ものすごい速さで歩いて歩いて帰りは35分。
 
が、しかし大誤算。ロープウェイの時間が長かった!
 
17時20分に乗って(並んだからね)、着々と終電の時間が近づいてくる。しかも大雨。
 
ロープウェイの中で焦る私。泣きそう!電車に続いてまた失態!?
 
41分、45分やっとロープウェイ始発に到着。
 
折りしもすっごい土砂降り!!!
 
傘はないし、合羽も出さず駅まで走る走る走る走る!!
 
しかし駅じゃっかん遠い!
 
びしょぬれになって駅についても、切符を買わなきゃいけない。
時刻は17.50分。
 
終電の時間は実際すぎてる。
 
が、前で質問しているアジア人がなかなか長い。
 
いや長くないんだけど、焦ってるから長く感じる。実際時間ないし!
 
ようやく私の番で『クライネシャイデックまで行きたいんだけど!』というと、
 
『終電は10分前に出ましたよ』
 
 
マジか・・・・。マジだよね・・・・・。
 
どうしよ、泊まるとこなくなっちゃった・・・。
 
バスとかで行けないかとか他に方法はないか聞いてみたけど、電車以外にないと。
 
考えたのが、とに角今晩の宿を取らなきゃいけない。
 
『ツーリストインフォメーションはどこですか!?』
 
すると、ここから五分のところだけど、18時で閉まるからあと五分で閉まるよ』
 
うおおおおおおおーーーーーー
 
大雨の中、合羽を背負い(アジア人待ってる間に出した)、観光案内所へ。
 
しかし!場所が分からない!
 
眼鏡屋さんに聞く。
 
『道渡って曲がればすぐだよ』
 
『ありがとう!』
 
しかし、どこを曲がればいいんだか分からない!!!
 
 
あと3分もない!
観光案内所が閉まったら、高いホテルになんか泊まれないしヤバイ!ヤバイ!
 
丁度お店から出てきた店員さんに再度質問。
 
『そこ(指差してる)曲がったところだよ』
 
あまりに必死な顔だったか、曲がろうとしたところで振り返ると
 
そこじゃないよ!!と身振りで言ってる。
 
よくよく見ると、工事現場の脇に道がある。
 
『ここ!?』とこっちも身振り
 
『そう!』とお姉さん。
 
本当、こういう時の親切ってありがたくてありがたくて。
 
最後手を振ってお礼をし、観光案内所へダッシュ
 
ありました!
 
開いてました!
 
ほぼ終了な雰囲気でしたが。
 
それで、『予約していたホステルが、終電逃していけなくなった。安いドミトリーはこの辺りでありますか?』
 
と。
 
二つあって、安くて遠い方と、近くてじゃっかん高い場所で悩み
 
近いほうにしました。
 
電話で空状況も聞いてくれたので、本当に本当に安心してお礼を行ってそこをでました。
 
良かった!この時点で今晩の宿は確保できた!
 
雨の中アルプスの寒い夜で凍えることはなくなったーーー
 
と、道順を今度こそちゃんと聞いて、スーパーでヨーグルトとバナナとパンとチョコレートを晩御飯に購入。
 
本当はチーズフォンデュのディナーだったはずなのに。
 
しょんぼりしながら、宿を発見。
 
レセプションを見つけて『さっき観光案内所から電話を貰わなかった?』と聞くと
 
『貰った。あなたが?』
 
と本人確認。
 
実はドミトリー一人宿泊は初めて。前は山小屋だったからな。皆山男女みたいだったし。
 
部屋は10人部屋で、他の部屋は結構人がいたみたいだけど、私の部屋は私を入れて二人だけ。
 
ラッキーでした。
 
アメリカ人の40歳ぐらいかな。男の人で、サンフランシスコからNYまで飛行機→ミラノ→スイス→イタリア→ローマ色々イタリア
 
の旅程だそう。
 
ほぼ世界中回ってて、行ったことない国を探すのが大変でした。
 
でもいい人でよかった。楽しい人でした。
 
眠るときに、隣の部屋かどこかからいびきが響いてきて、(これは同室の人大変だな、ドミトリーってそういう大変さもあるのか)と暗闇で思っていたら、アメリカさんが
 
『○○←私の名前、いびきかく人?』
 
と聞いてきました。
 
あ、やっぱり聞こえてたのか。この誰かのいびき。
 
『いつもは大丈夫だけど、疲れてるから分からない。先に謝っとく』と言っておきました。
 
雨はなかなか止まず、次の日の朝も小雨。
 
9時半チェックアウトなので、先にチェックアウトすませて、朝食をあとに。
 
パン美味しかった。
 
そして!
 
電車の帰りのチケット。
 
ネットで買った方が安い。しかしプリントアウト・・・。
 
宿のお姉さんに聞くと、プリントアウトいいよとのお言葉。神か。
 
しかしワイファイのつながりが悪く、チケット購入にすっごい時間が・・・。
 
68フランで買いました。昨日よりは全然安いよ!!!!嬉しいよ!!!
 
なんとかプリントアウトも終了!
 
昨日行くはずだった、クライネシャイデックまで行くことに。
 
なんと雨は止んでました。俄然雲ってるけどね。
 
山肌をのこのこと登っていく電車。
 
駅はクライネシャイデック一つ手前のアルピグレン。
 
ボタンを押して降車すると、私の他に10名くらいのしっかり装備した団体がいました。
 
ええ!そんなに大変な道!?
 
よく分からないのですが、途中彼らを追い抜かした私。
 
遠距離だったのかな。あとから付いてくる気配がなかったけど。場所間違えたとか。
 
2時間歩いてようやく着く。
 
まー牛がたくさん。本当にハイジの山。カウベルつけた牛が山の草をひたすら食べてる。
 
音が響くから、あ、いるなってのがすぐ分かる。
 
しかし2時間長かった!
 
時間のプレッシャーがない分、気は楽ね。
 
しかし!雨アゲイン。土砂降りじゃないけど、霧も結構すごい。
 
ふむ、ここからどうしよう。何も考えてなかった。
 
ソーセージを食べ、取りあえずいけるところまで行って、帰りのグリンデル発に合わせて歩こう。
 
昨日の今日で多くの知識が身についたようです。
 
まず、時間。それから逆算。余裕を持って。
 
そして第一に。 スイスをハイキングする人の『このルートは比較的楽なので、子供連れでも大丈夫です』は信じないこと。
 
山電車の帰り時刻と切符も買って、ゆっくりのんびり上へ向かいました。しかし霧。
 
濃霧。10m先は曖昧。皆帰ってくるのに、向かう私。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
ううーん。
 
途中湖があったけど、それすら霧で曖昧にしか見えない。
 
時間で測って、そろそろ帰らないとというところでリターン。
 
帰りはアジア系二組が先導してたので、安心でした。
 
山のところどころに避難用の小屋があるのが、自然には勝てないなと思いました。
 
グリンデルワルドにも無事着。ハイキングもまあできた。濃霧でアイガーは見えなかったけどまあよし。
 
定刻どおりの電車が動き出し、インターラーケン→ベルン→ジュネーブへ着いたときには9時過ぎ。
 
ジュネーブを少し観光しようかと思ってたんだけど、知らない町で夜は危険か、と諦めて大分早めに空港へ。
 
長いからまた書きます。