くまちゃんと光ちゃん83~84

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赤ちゃんは歌を聞いて泣きやんでいきました。
「僕もだっこしてもいいかな」と
くまちゃんはお願いしてみました。
お母さんはにっこり笑うと、光というのよと言って
赤ちゃんをあずけました。
 
ひかりちゃん、とくまちゃんは話しかけてみました。
あたたかくて甘い匂いがします。
 
思ったより大きい光ちゃんに、
くまちゃんはしっかりしなきゃと思いました。
 
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すると、光ちゃんは笑い声をあげて
くまちゃんの顔にさわりました。
ちいさな手には生まれた喜びがいっぱいつまっていました。
そのとき、くまちゃんは大切なことに気がつきました。
そして、お母さんにいいました。
「僕、光ちゃんの家族になってもいいですか」