甥っ子絵本56~60

前回の続きより・・・
 
 
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船長は僕の家族なのに、一人で天国へ
行っちゃうのかしら?
 
死んだってなんだろう?
いつ目を覚ますんだろう?
 
くまちゃんは船長と漁をして、
ご飯を食べて、一緒にいたいのです。
 
しばらく考えた後、くまちゃんはいい事に
気がつきました。
 
そうだ!ぼくも天国に行けばいいんだ!
 
 
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船長が目を覚ましたら、天国へ
出発するのでしょうか?
辺りを見渡すと もう誰一人いませんでした。
船長の箱もありません。
 
 
船長は出発しちゃったんだ!
 
公園を走りまわって探しても
後姿も見えません。
 
 
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くまちゃんは船に戻って、急いで荷作りをしました。
天国は お別れをしなくちゃいけないくらい
遠いところなんだ、と思ったのです。
 
 
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くまちゃんは、ヨシさんに
船をお願いします と言うと、
ミグレのところに挨拶に急ぎました。
ヨシさんは あっけに取られて
走っていく くまちゃんを見送りました。
 
 
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「ミグレ、僕 天国に行ってくる。船長と暮らすんだ!」
 
ミグレは静かに言いました。
「世界中を周って、見つけたことがあったら
知らせてね。」
 
こうしてくまちゃんは旅に出たのです。
 
 
※母がニースから帰ってきました。本日。
おかげ様で元気そうです。ニースの犬は犬用服を着ていないそうです。