くまちゃんと光ちゃん62~66

ひさしぶりに、続きです。
 
 
イメージ 1
 
太陽がじりじり照りつけるエジプトでは、
ピラミッドを守るスフィンクスに出会いました。
「そのピラミッドの中、天国につながってる?」
「何年もここにいるけど、ここから天国に行ったって話は
聞かないな」と、スフィンクスは教えてくれました。
 
 
イメージ 2
 
トルコのパムッカレは まるで天国みたいにキレイなところでしたが、
どの水の中にも船長はいませんでした。
 
イメージ 3
 
 
インドのタージマハルには 夜着きました。
夜の青の下で、真っ白な宮殿は 夢のように輝いていました。
うっとり見つめていると、お月様がいいました。
「ここは天国ではありませんよ、くまちゃん」
 
くまちゃんはまたまたがっくりしましたが、
それでもしばらく タージマハルを見つめていました。
 
 
イメージ 4
 富士山の山頂では
大きな声で船長を呼んでみました。
朝日の照らす景色は どんな願い事も叶いそうでしたが、
船長の声は聞こえてきませんでした。
 
イメージ 5
 
オーストラリアでは、カンガルーの親子があることを教えてくれました。
エアーズロックには、不思議な絵があるわよ。」
くまちゃんは天国への地図かもしれないと
心をはずませましたが、結局なんの絵か
さっぱり分かりませんでした。
 
イメージ 6
ニューヨークでは、気球にのって 自由の女神に訊きました。
「ぼくの船長、知りませんか?」
「知らないわ。私、自由の女神だもの。」
くまちゃんはお礼を言って 分かれました。