くまちゃんと光ちゃん77~78

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「おや、ここにあったのか」
くまちゃんは声を聞いて目が覚めました。
泣きつかれて眠ってしまったのです。
あたりはもう真っ暗です。
いつの間にか夜になっていました。
声の主はくまちゃんが掘り出したオカリナを手に
にこにことしています。
くまちゃんは目をパチパチして、そっと聞いてみました。
「もしかして、星の羊飼いさんですか?」
 
※星の羊飼いは40~44の船長のお話の中に出てきます。
 
 
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「そうだよ。君は?」
やっぱりそうだったんだと、くまちゃんは飛び起きました。
「僕、くまです。あの、船長のこと知りませんか?
船長死んで天国にいったんです。
だから僕、天国に行って船長と暮らすんです。
でも、船長先に行っちゃって・・・。
僕 場所わかんなくて」
 
星の羊飼いはびっくりして
くまちゃんの話を聞いていましたが、
やがてあるお話を始めました。