くまちゃん続きです。
よしさんに聞いたカフェにいくと
りっぱな髭のおじいさんがいました。
「こんにちは。ぼく くまです。船長さんですか。」
船長は「私は船長だが、なんだね。」
とこたえました。
くまちゃんは パパとママを探していることや、
ギーフのこと、ミグレやアネットのことを話しました。
船長はじっと聞きいっていました。
くまちゃんが話をおえると、
船長は あったかいココアをくれました。
山や町を歩き、くまちゃんは疲れ
ボロボロです。
船長は ゆっくりとしゃべりました。
「いろんな国に行ったけど、君の家族のことは
知らないと思うよ」
くまちゃんは 思わず ぽつりと涙を
こぼしました。
船長は 優しい目で
くまちゃんを見守っていました。
そして、提案をだしました。
「君がよければ、私の船に乗らないかな。
いろんな国で、いろんな人に出会って、
君はじぶんの家族を見つけられるかも
しれないよ。」
にこにこわらう船長に、くまちゃんは少し
元気になり、
さしだされたあたたかい手を
ぎゅっとにぎりました。
※やっと船長にあいました。
長い・・・。これで四分の一いったか?