夜のサイクリング

何をはかり間違えたか、昨日往復100キロ越えのサイクリングをしてしまいました。
行きは5時間半。
帰りは足が痛くてスピードが出せず、道が分かってるから行きより早く帰れるとの読みは見事に外れ、やっぱり5時間半。
結局、深夜零時に帰宅しました。
そこで少し考え事。

夜の10時にショーウィンドウの車をみんなで拭くサラリーマンや、街道沿いの深夜2時までやってる焼肉店や餃子、ラーメン、マッサージのお店。
なんの仕事か、土曜の23時に自転車に乗って帰る若い背広の人。
事務所の蛍光灯の明かりをつける中古車販売の会社。

みんな必死に仕事してるんだなあと。
私、自分が文句ばかり、人のせいに理由を押しつけ、少し恥ずかしく小さくなりました。それだけ働いてどこまて彼らが給料を得ているのか、どの程度満足感を覚えているのか、人生に生活に納得しているのかは分からないけれども、何だか私がヤイヤイ言ってるのはただの一人相撲に思えてきたのです。

色んな人生があってそこで暮らしている人にはその生活が当たり前で。
不思議だなあと思います。
みんな一つの価値観を持っていて、それが正しいと信じてる。
私は頑固で自分の眼が絶対正しいとしているところもあるのに、半面、それが曖昧過ぎる程頼りない線だとも思っててユラユラユラユラする。

結局、分かった事は現状と情報認識。
ノートにでも書いて、ダメなところ、上司の判断、訂正、受認。
そして、英語とちょっとだけ中国語をやり始めました。自信をつける為に。
私が社員じゃなく、機械作業だけしか任されないとまた落ち込まないように。

要は気の持ちよう、そこまで達観してるのに、なんでそう僻んじゃうの、的なことを言われた事があります。

でもね、例えば、"奴隷"とされた人々がいて、その人達が心の中では『私は"奴隷"じゃない。力で圧迫され、使わせられてるだけ』と心情にあったとしても、"奴隷"の所有者から奴隷扱いを受け続けたら、いい気持ちなんかにならないと思うのよね。

私は9.9割が社員の場所では苦しいし、時に不満が暴発してすごく落ち込む。

そんな不満は我が儘なのかもしれないとも思う。それでももうちょっと頑張りたいなあと思う。また火傷するかもだけど、何度も痛いめにあってるし大丈夫じゃないかな。
そうしたら不満なんて贅沢だったと思うようになるのかも。
100キロの深夜に及ぶサイクリング。
体を限界まで動かしたら、疲れて痺れて(手が)、すっきりしました。
夜のサイクリングって面白いなあと思いました。