くまちゃんと光ちゃん・あとがき。

やっと終りました。
くまちゃんと光ちゃん
去年の今頃描きはじめたから、一年かかっちゃった。
 
光ちゃんこと、私の甥っ子は当時2歳になったばかり。
 
ナゼこんな長い話に・・・。そしてなんでこんな重い話に・・・。
 
まー、描いてるうちにドンドン追加追加でワイワイと。
 
鉛筆の下書きと物語を描き終ったのが去年の9月。
 
それから色を塗り始めようやく4月。
 
4月!?
 
描いたものの、こんな内容読まないだろうな・・・。
 
なんでこんなん作ったのかしら・・・。私。
 
挙句に、3月に起こった大震災。
 
内容が内容だけに更新を迷いましたが、書ききっちゃいました。
 
生活ががらりと変ったわけでもなく、なんとか家もあり不自由ながらも暮らしていける私がこんな内容のモノを・・・、とは思いましたが。
 
この本は『一人の男の子が成長』をイメージしたものです。
 
何も持たない中から家族を探し、友人や仲間を得て一時は楽しく過ごします。
けれども、別れがあり広い世界を見、ようやく自分の新しい家族を見つけるといった
内容です。
 
守られる側から守る側へ、次世代やこどもへ気持ちの輪を伝えていくような感じにしたかったのですが・・・。
 
震災地は今も大変だと思います。のうのうとこちらで暮らしていると、身につまされる思いがいつもどこかにあります。
 
ただ、子供の笑顔で大人が元気になるという記事も読みました。
 
何があっても時間は進んでしまうのはつらい半面未来へとつながっていくんだなと思います。
 
3月11日を境に生活や環境が変ってしまった人はもの凄い人数だと思います。
亡くなられた方が残したものや、生き延びることができた方も、一日で変ってしまった過去と現在をつないで一緒に前に進んでいくことができたらなあと思います。
 
何もできないながら、なんとか応援しつつ、くまちゃんと光ちゃんのあとがきに
かえさせて頂きます。